医療控除

医療費控除 戻ってくるの? | ザックリ簡単に計算する方法

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今回は医療費控除ってお金戻ってくるの?って事でレポートしていきますね。

私自身、医療費控除をやるかどうか考えたとき、一番最初に気になった事がこれなんです(^^;

いくら医療費控除で戻ってくるのか、仮に戻るにしても、投じる労力に対して見合う額が戻るのかって。。

さんざん苦労して、手続きして数百円しか戻らないなら…やる意味ないですよね^^;

と、言うことで、医療費控除でどのくらいお金が、戻ってくるのかザックリ簡単に計算する方法をご紹介します。

まずは大前提として、この引き算で10万超えるかを確かめます。

 

『1年間に支払った医療費の総額』-『生命保険とかで支給される額』

この引き算で10万を超えると医療費控除でお金が戻ってきます。

以下だと戻って来ません。ここは抑えておきましょう。

実は私…この『10万を超えるか』を知らずに、大恥かきまして^^;

去年大きな手術をしてシコタマお金がかかったので、当然医療費控除でお金が戻ってくると勝手に思いこみ、2ヶ月くらいかけて領収書を整理したり内訳書に書きこんだりしてコツコツ準備してたんだんです。

で、いよいよ税務署に医療費控除の手続きに行ったんですが、そこで10万超えないことが税務署の署員と一緒に計算して分かり、医療費控除を受けれませんでした(^^;

かんぽ生命から支給された入院給付金を差し引くのを知らなかったんです…。

ホント恥ずかしかったです^^;

その辺のドジッぷりはこちらに書いてますので良かったどうぞ。
⇒入院したのに医療費控除できないって税務署で言われちゃいました!

…と、言うことで先ずは上の式で10万を超えるかどうかを確認しましょう。

因みに所得の低い人、具体的には所得金額が200万未満の人は、『所得金額の5パーセント』を超えるかで判断します。

例えば所得金額が190万円の人は190万円×5%で95000円になります。所得の低い人ほど控除が受け安くなってるんてすね。

 

因みにの因みにで…
所得金額とは源泉徴収票で言う『給与所得後の金額』の事です。
こちらに書かれてる額です。

目次

医療費控除 戻ってくる? | 1年間に支払った医療費とは?

前述したように医療費控除でお金が戻ってくるかどうかは 『 1年間に支払った医療費の総額』-『生命保険とかで支給される額』で算出するわけですが…。

そうなると気になるのは『1年間に支払った医療費の総額』の医療費ではないでしょうか。

毎年送られてくる医療費のおしらせで大枠を確認できます。

医療費のお知らせとは、こんな用紙でこの画像は私が加入してる協会けんぽの社会保険の医療費のお知らせです。

医療費のお知らせをご存じない方はこちらにまとめてます。

⇒医療費控除の医療費のお知らせってどんな役割なの!?

 

ただ…ここに乗らない医療費、例えば薬代などはどこまで認めてもらえるのか…。ってのが気になりますよね。

因みに個人が買った薬でも第一類から第3類までの医薬品は医療費の範囲になったります。

逆に医薬部外品は範囲外なんですよ~。

医療費控除の『医療費』は、診療や治療、分娩などにかかる費用なので、それに当てはまるかとうこで判断していく事になりますが、分からない微妙な場合は最寄りの税務署に行って聞くと親切に教えてくれますよ。

こちらに国税庁のHPにQ&A形式で書かれています。⇒国税庁Q&A

医療費控除 戻ってくる!? | 生命保険とかで支給される額って?

次に私が失敗した差し引かなければならないものについてです。

私のように生命保険などから支給される入院費給付金の他にも下記の給付を受けてる人はここで差し引きます。

■生命保険とかで支給される額意外に差し引くもの
高額療養費・家族療養費・出産育児一時金
…これらの支給された場合も差し引かなければなりませんよ~。

高額医療費のことが分からない方はこちらにまとめてます。

⇒高額医療、協会けんぽの申請 | どこで?事前申請書の書き方まで解説

とにかく私のようなドジは踏まずに差し引きするのはお忘れなく!

医療費控除でいくら戻ってくるか源泉徴収票を使って計算する方法

では、医療費控除でいくら戻ってくるか…源泉徴収票を使って、簡単に計算する方法をご紹介します。

例を出すと分かりやすいと思うので例えば先ほどの式で、『1年間に支払った医療費の総額』『生命保険とかで支給される額』10万30万円だったとしましょう。

もちろんこの30万円がまるまる戻ってくるわけではありません。

ここに所得に応じて一定の税率をかけます。

ここがややこしいとこなんですが、ゆっくりやりますので付いてきてくださいね^^;

実はこの税率って源泉徴収票があれば出せるんです。

で、これも例を出しますね。

日本人の全世代平均年収が441万円だそうなので、それをベースに仮で作った源泉徴収票です。441万って、けっこうあるんですね^^;

で、源泉徴収票で見るのはここの部分。

 

アップにしてAとかとか入れるとこんな感じになります。

で、ここから自分の税率を調べる式がこちらになります。

■自分の税率を調べる式
B-C=Z
D÷Z=税率

ホント自分で書いてても身体がかゆくなりそうですが^^;具体的に数字入れると分かりやすいと思いますのでやってみます。

■具体的に数字入れて計算してみると…
3129000-977500=2151500
145000÷2151500=0.06739…
この約0.067が、かけ率になります。
あとは先ほどの30万円にこの0.06739…をかけると、医療費控除で戻ってくる金額が出てきます。
30万円×0.06739≒20100円…約2万くらい戻ってくることになります。

医療費控除 戻ってくる?ザックリ簡単に計算する方法 |まとめ

いかがでしたか。『医療費控除 戻ってくるのザックリ簡単に計算する方法』って事でまとめてみました。

上記したように、ざっくり自分で計算できるので事前に確認して…もし、たいした額にならないならヤラナイってのもあるかもしれませんね。

例だと1割弱ってことになります。

あ、そうそう…でもですね。

ここで書いてるのはいわゆる国税の医療費控除についてなんですが、道市民税(私、北海道民なので道市民税といいます)いわゆる『住民税」も医療費控除で戻ってくるんです。

しかも住民税は一律10%。

なので上の例で行くと30万×10%ですから3万です。

デカいですよね^^

住民税の場合は医療費控除として戻ってくる…というより翌年の支払総額から減額されるので、お金が通帳とかに入らない分実感がないかもしれませんが…。

ただ、特に手続きは不要で、国税の医療費控除の手続きさえすれば良いだけなんですヨ。

昔の行政間の縦割りがどこ吹く風で、国税から住民税のほうに勝手に連絡してくれるので住民税の医療費控除の手続きは不要なんです。

で、何を言いたいかと言いますと、『医療費控除 戻ってくるの?』って考えるときに住民税分も考慮に入れておいた方がよいですよ~って事です。

国税だけだと、たいした戻らなくても住民税まで考えると意外に大きな額になるカモって事です^^;

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