今回は高額医療費払い戻しについてレポートしていきます。
私事ですが、先日『変形性膝関節症』と診断されまして(^^;今月末その変形性膝関節症の手術をして入院になることになりました(^^;
当然、医療費が高額になるので、協会けんぽに限度額額認の申請しました。
詳細はこちらの記事で。。
⇒高額医療、協会けんぽの申請 | どこで?事前申請書の書き方まで解説
限度額額認とは事前に限度額認定を申請しておけば、一定額以上は健康保険が立替え払いしてくれるシステムです。
入院などの際、大きなお金を準備する必要が無いので、私のように金欠には、ものすごくありがたい制度なんです。
ただですね。
この限度額認定証も万能ではなくて、対象にならないものもあるんです。
今回私の手術で言うと手術後に膝を固定する『装具』というものがあるのですが、それが限度額認定にならないんです。
装具とはこんな膝用サポーターをゴッツクしたようなものなんですが…。
この装具、約3万くらいするんですよ~。
しかも、いったん現金で払わなければなりません…。
もちろん、この3万は高額医療費払い戻し請求で戻ってくるのですが、戻ってくるまで、めっちゃ時間がかかります。
実際の『装具』の手続き方法は別の記事でレポートします。
…この記事では高額医療費が払い戻しされるまで、お金が無い場合のベストな対応方法などをレポートしていきます。
因みに私の健康保険は協会けんぽなので、協会けんぽの高額医療払い戻しについてのレポートとなります。
協会けんぽの人は保険証の下から2行目に『全国健康保険協会』と書かれていますよ。
因みにの因みにで健康保険にはこんな種類があります。
ご自身の保険証がどこかによって申請先や申請方法が異なりますので、ご確認お願いします。
因みに国民健康保険こと国保は最寄りの市町村に申請します。札幌は各区役所に申請ですよ~。
目次
高額医療費払い戻しまでの期間
まずは高額医療費が払い戻し完了までの期間ですが実際、診療した翌月すぐ申請して払い戻しが完了するまでに3ヵ月くらいかかっちゃうんです。
長いですよね~。
なんでこんな長いのかって話しですが、これは病院から協会けんぽに診療報酬明細書(レセプト)が届くのが、2ヵ月から3ヵ月後になってしまうからなんです。
病院が遅いんじゃい!ってツッコみたくなりますけど、すべての患者のレセプトを処理して、多種多様の公的健康保険に正確に送っていく訳ですから時間はかかるのはしょうがないのかも^^;ですね。
私の場合、万年金欠なので、この3ヵ月…って、かなりキツかったんです^^;
それで利用したのが『高額医療費貸付制度』という制度。
次章で詳しく説明していきますね。
高額医療費貸付制度 | 協会けんぽ
高額医療費貸付制度とは、高額医療費払い戻し金の80%くらいを短時間で貸し付けてくれる制度です。
協会けんぽが私のような被保険者に高額医療費の払い戻しがされるまでのつなぎ資金を貸し付けてくれる訳…です。
利子が一切かからないので、ホント自分の資金のようなものです。
言い方を変えると払い戻し金が出るまでのつなぎ資金のようなもので、一応借りてる形なので返済することになりますが、3か月後に出る高額医療費の払い戻し金で相殺する形なので、まさに3か月後の高額医療費の払い戻し金を2週間くらいでゲット出来ちゃうようなものなのです。
3ヵ月待てない人、おすすめです^^
申し込み用紙はこちら⇒高額医療費貸付金貸付申込書
高額医療費貸付金 申請書の書き方
高額医療費貸付金申込書の書き方について解説していきますね。
申請用紙は2枚あり、1枚目は被保険者情報を書いていきます。
高額医療費貸付申請書 1枚目
番号など保険証の番号を書いていきます。左詰めで書いていきましょう。続いて生年月日、氏名と記載していきます。
注意!
ここは、あくまでも被保険者の情報をですよ~。被扶養者申請する場合も、1ページ目のここはいったん被保険者の氏名や生年月日を書きます。具体的にには仮に旦那さんの扶養に入ってる奥さんが申し込む場合も旦那さんの生年月日や名前を書きます。…という事です。ですので口座も旦那さんの口座番号を記入する事になります。高額医療貸付の考え方として、協会けんぽは被保険者に貸し付けるという考え方からなのです。『旦那の口座は嫌!』といっても、そうした考え方なのでしょうがないんです(^^;
高額医療費貸付申請書 2枚目
高額医療費貸付申請書 2枚目はこんな感じです。
1行目のこちらは被保険者の名前を書きます(^^;
1.『貸付申込額』は空欄でOKです。全国にある協会けんぽ3件に聞いた結果、『空欄』で申請してください。とのことです。実際、貸付額は、高額療養で請求した額の80%ほどです。これは協会けんぽ側で確定するので、申し込む私たちは書けないのです。というの事らしいのですが…。ただ、確認の意味で北海道支部の協会けんぽにも電話で聞いたのですが、北海道支部は『自力で計算して書いてほしい』とのことでした^^;『協会けんぽ あるある』なのですが、同じ協会けんぽでも、支部によって見解がマチマチな事があります。この『貸付申込額』もそうでした。間違うと訂正印で直さなければならないので時間がかかるんですよね~。ですので、ここはご自身の管轄する協会けんぽに電話で聞くのが良いかもしれません^^;⇒協会けんぽ全国支部連絡先
2.『診療月』は診療を受けた月を書きます。例えば4月に3月分を請求するなら3月と書きます。
3.『受診者』は実際に診療を受けた人を書きます、診療を受けたのが奥さんや子供ならそのまま奥さんや子供の名前を書く事になります。
4と5は病院や薬局から出た領収書を見ると早いですよ~。
あとは、実際に診療した日や診療内容などを書いていきます。最後の押印を忘れずに!
以上が高額医療費貸付金貸付申込書の書き方です。
で、この高額医療費貸付金は高額医療払い戻し金が出るまでのつなぎ資金な訳です。
実際3か月くらいして払い戻し金が支給される際は、借りたお金を相殺して支給されます。ですので、貸付金を申しむ際は高額医療払い戻し金の申請も行う必要があります。
因みに高額医療払い戻し金の申請は正式には『高額療養費申請書』と言います。
…と、言う事で『高額療養費申請書』の書き方について解説します。
高額療養費申請書の書き方
高額療養費申請書も2枚となります。ダウンロートはこちらからできます。
実はこの申請書は1枚目から2枚目途中まで先ほどの高額医療費貸付金貸付申込書とほぼ同じことを書くことになります。
高額療養費申請書 1ページ目
高額療養費申請書 2ページ目
◆ 4 病気・ケガの別の考え方
2枚目の真ん中あたりの4『病気・ケガの別』は高額療養費申請書で初めて出てきます。私の場合、膝なので『ケガ』と書こうとしたのですが、協会けんぽに聞くと『病気』と言われました。ここで言う『ケガ』とは外傷を伴うもので私のように昔からジクジク痛い場合は『病気』になるとの事とでした。『診療を受けた期間』は単純にいつからいつまでを記載します。入院か通院を番号で書きます。
◆ その下の書き方
5は支払った額を記載しますが、もし分からない場合は実際に支払った金額を記載します。
6の『他の公的制度から医療費の助成を受けていますか』の他の公的制度とは難病手当とか身障者手当など市とか区役所など自治体から出てる補助金のことです。こうしたところから助成があるかを聞いています。たいていは『2』のいいえになると思います。8は過去1年間に高額医療費に該当する月が3か月以上あったかを聞いています。あれば記載ていくことになります。
高額医療費払い戻しについてまとめ
いかがでしかたか?高額医療費払い戻しについてレポートしてみました。私にように限度額認定をしていても必要になりますし、限度額認定しない場合は、多額の払い戻しになるまで3ヵ月もかかるので記事内にあるように貸付とセットで申請するのが良いと思います。
参考になれば幸いです。
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